新型コロナウイルスの蔓延によって、今までの生活様式のままでは感染リスクを抑えることができなくなって来ています。この感染リスクを抑えるためには、新しい生活様式を模索する必要があります。このような新しい生活様式に適応して行くために、いろいろな新しいアイデアを考えておられる方も多いと思います。
以下の5つのポイントを知って、第三者からのマネを防ぎましょう!



弊所でも、アクリル板を応接室に設置して、お客様と面談する際に、お互いの口からの飛沫が飛んでもお互いにかかり難いようにしています。このアクリル板は、アクリル板の支えとアクリル板の下側中央に穴部があり、その穴部から書類の交換ができるようになっています。

但し、このアクリル板では、二人の対面で会話をする際には大変有効ですが、4人で会話をする場合には、横側の方同士でもお互いの口からの飛沫がかかってしまうおそれがあります。
これを解決するための新しいアイデア、例えば、アクリル板を用いて4つの仕切りがあるような仕切具でかつ簡単に作れて脚部が邪魔にならないものを考えつくと、それは今までにない新しい発明になり、売れる商品になるかもしれません。
また、誰でも考えつくような弊所の応接室や飲食店のテーブル用ものではなく、ニッチな特定の場所で使用できると便利なものを考え、そのニッチな分野で一番になるようなものを考えてみるとより売れる商品になるかもしれません。

このようなアクリル板を用いた従来にはない新しい飛沫防止のためのアイデアをお考えの方は、是非とも、以下の事項に十分に注意して下さい。
すなわち、以下の事項に注意しておかないと、折角、新しいアイデアを考えついて商品を販売して売れ出したのに、すぐに第三者にマネされ、自社の利益を確保する前に価格競争になってしまい、あまり儲からないという事態になり兼ねません。


新しいアイディアをマネされないための5つのポイント

  1. そもそもこの新しいアイデアは、今までになかったものなのか?
  2. その新しいアイデアに基づく商品は、それを購入するお客様の悩みごとを具体的に解決することができるか?
  3. この新しいアイデアを特許出願・意匠出願前にオープンにしてしまうと、原則として、適法に特許権・意匠権を取得できなくなるので、現在でも秘密にできているか?
  4. 特許権・意匠権を取得することでどこまで第三者のマネ(模倣)を妨ぐことができるか?
  5. 特許権・意匠権の取得と合わせて、第三者のマネ(模倣)を他の方法で妨ぐ方法はないのか?
アクリル板を用いた飛沫を防止するための新しいアイデアを考えておられる方は、このような事項について十分に注意されると共に、以下のタイミング、新しいアイデアに基づいて具体的な商品に落とし込む際、すなわち、商品の企画・開発段階で、是非一度ご相談下さい。
ご一緒に、この商品が売れて、第三者にマネ(模倣)されにくいベストな仕組みを考えて行きませんか?